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年盤・月盤・日盤・時盤

年盤・月盤・日盤・時盤・・・各盤についての解説です。
旅行で使う盤は?引越しで使う盤は?

このエントリーをはてなブックマークに追加時盤・日盤・月盤・年盤/九星気学・奇門遁甲の吉方位

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ギャラリー


吉方位の各盤について

★吉方位を鑑定する時に、時盤・日盤・月盤・年盤を見て鑑定します。その事を書いてみました。

★どんな占いでもそうですか、人それぞれによって考え方に違いがあります。ここでは、私の考え方によるものです。だから他の人とは考え方が違う事がありますが、他の人の考え方が間違いではありません。その事をご理解のうえ、読んでいただければ幸いです。
★吉方位には、1年間の吉方位である「年盤」。1ヶ月の吉方位である「月盤」。毎日の吉方位である「日盤」。2時間毎の吉方位である「時盤」があります。

★これら4種類の盤が全て同じ吉方位を示す事は、年に数回しかありません。だから、どの盤を使って吉方位に行くかは、悩むところですが、この中で、一番効果があるのが「時盤」と言われており、昔、中国のある流派では、時盤を使って引越しをしたという話もありましたが、実際はどうでしょうか?

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時盤

★2時間で吉方位が変わる時盤ですから、今、目的の方位が凶であっても数時間すれば、吉になる事もありますので、吉方位を決めやすい盤だと言えます。しかも距離の影響が少ないので、近場でも効果が出ます。早ければ、吉方位の効果が当日や翌日に出る事もありますので「旅行先で良い事がある」と言った事にも使えます。

入学等、試験の時に前日に試験会場が吉方位になるホテルに泊まり、翌日は、ホテルから吉方位である試験会場で試験を受ける・・・という方法でも使えます。

★私の場合、銀行のATMに、たくさんの人が待っていた時、時盤で吉方位に位置する他のショップに行き、再びATMに戻ると、すいていた・・・という例が何度かありました。

★ところが、この時盤。その使い方は、非常に難しいものがあります。

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使い方が難しい盤

★まず、時盤での吉方位へ移動ですが、移動中に止まると、その効果は減ってしまいます。つまり、信号待ちや渋滞などです。

また移動速度も影響します。例えば、電車に乗って移動する場合、自宅から駅までは歩きますので、数キロの速度です。ホームで電車を待つので0キロ。電車に乗ったら60キロ。

このように移動速度にムラがあると、効果は減ってしまいます。

★時盤は、吉方位の効果が、早く、そして強く出ますが、使い方が難しいので実用的ではありません。

使い方が非常に難しい時盤。私は時盤を使う事は、やめた方が良いと考えています。


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日盤

★日盤の吉方位効果は数ヶ月続くと言われています。そこで、月に一度、日帰りでも良いので、吉方位へ旅行へ行きます。
★日盤の場合も遠い距離(50km以上)ほど吉効果があり、そして滞在時間が長い(4時間以上)ほど、効果があります。時間はともかく、遠い距離へ行くと言うのは、月に一度の旅行とは言え交通費が高くついてしまいますね。

★そこで出てくるのが「吉効果の累積」です。吉効果とは、分かりやすく言えば貯金みたいなもので、吉方位へ行けば貯金が溜まり、凶方位へ行けば減る。その金額は距離×(かける)滞在時間です。だから例え近場であっても、行く回数が多かったり、滞在時間が長いと吉効果は貯金されます。
この吉効果の累積は、その効果を感じにくいのが欠点ですが、吉効果は貯金されていきますので、週に一度、日盤を使って、近場でも吉方位へ行きましょう。私は日盤の利用が一番良いと考えています。


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月盤

★月盤の吉方位の影響は数年間続くと言われています。数年間であれば、自宅の風水などの影響も受けにくいし、例え旅行で凶方位へ行ったとしても、月盤の影響が少なくなる事はありません。
数年後は月盤での吉方位の効果は減ってしまいますが、引越した後に「日盤」を使って吉方位へ行けば良いのです。

★旅行に「月盤」を使った場合は、どうなるのか?という質問を受ける事が、あります。

★旅行の場合は、二泊三日など数日間で帰って来る場合が多いですね。月盤は、一ヶ月間、吉方位が同じなので、旅行で吉方位へ行っても、同じ月に(通勤や通学などで)凶方位へ行けば、吉方位へ行った意味が無くなってしまいます。
だから、旅行で月盤を使うのは、やめた方が良いです。旅行なら月盤ではなく「日盤」を使って吉方位へ行きましょう。

★月盤は引越には向いていますが、旅行では使いにくく、時盤は効果が非常に良く出るのですが、渋滞などで効果が減ってしまうので、時盤も現代では使いにくいです。

★そこで、日盤を使っての旅行、月盤を使っての引越しで開運するのが良いと考えています。


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年盤

★最後に、年盤を使った吉方位を考えてみましょう。

★九星気学をやっておられる方は、年盤を重視する方が多いです。

この年盤は、1年間、吉方位が同じなので、目的の方位が凶の場合、吉になるまで1年以上かかり、場合によっては数年間、目的の方位が凶のままの場合があります。

★年盤は、移動先での滞在時間が長い、引越しに使う方が多く、数日で帰ってくる旅行には、年盤を使う方は少ないです。年盤は、その効果が出るのが、非常に遅く。また、ゆっくり出てきますので、その効果が出る頃には、寿命で他界してしまう場合もあります。

昔は、個人の幸せより、一族や子孫の繁栄を重視した時代(時代劇等で「子孫、末裔(まつえい)まで呪ってやる」というのが、出てきますが)でしたので、年盤を重視した考え方が、今でも残っているのでしょう。

★それと、年盤を使う上で、重要な事があります。それは、人の運勢は吉方位だけでは変わらない事です。
考えてみれば「そりゃ、そうだ!」と言う方も多いかと思いますが、一部の吉方位鑑定をされる方は、吉方位以外の占いを考えない方が、おられるようです。

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運性は吉方位だけでは決まらない

★人は生まれた時に、半分以上の運勢が決まると言われています。四柱推命など生年月日で占う占いは、この運勢を占うもので「先天運(せんてんうん)」と言います。つまり年盤で吉方位へ引越しをしても、その方位の効果よりも、先天運が悪ければ、打ち消されてしまいます。
自宅の風水の影響もあります。風水が悪ければ、住む人の運勢は悪くなりますので、年盤で吉方位へ引越ししても、引っ越した家の風水が悪ければ、方位の吉効果は消されてしまいます。
年盤で吉方位へ引越しをしても、旅行や普段の移動などで凶方位へ行けば、年盤の効果は打ち消されてしまいます。

★年盤は、効果が出るのが非常に遅いので、その効果が出るまでに、風水や先天運、日盤などでの吉方位など、色々な要素が影響するので、年盤の吉方位の効果が出るまでに消されてしまうのです。


★そのような理由から、私の場合、例え引越しでも、年盤を重視する事はありません。

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時盤と年盤は使わない方が良い

★時盤の吉方位は、吉方位効果が非常に強く出て、しかも距離の影響が少ないので、近場でも効果が出ます。昔、争いで使っていたのも、この、時盤だと言われています。時盤は早ければ、吉方位の効果が当日、翌日に出る事もありますが、現代では、大昔とは違い、電車の乗り換えや渋滞などがあるので、効果が減ってしまうのが欠点です。

★年盤は、引越に使う方が多いですが、年盤は効果が出るのが非常に遅いので、その効果が出るまでに、年盤で吉方位へ引越ても、旅行などで凶方位へ行ったり、風水や先天運など、色々な要素が影響するので、年盤の吉方位の効果が消されてしまい、使っても意味が無くなってしまうのです。

★中村文聰氏(明治39年生まれ)著書の気学の本にも、年盤は重要視しない事が書かれています。

そこで、私の場合、奇門遁甲で引越の吉方位を占う時は「月盤」、旅行の吉方位を占う時は「日盤」を使って鑑定しています。


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